停電のおはなし
ボーディングスクールあるある、山奥がち。
UWCカナダ校ピアソンも例に漏れず、最寄りのバス停まで徒歩30分のど田舎にあります。そして交通の便が悪いだけでなく、よく停電する。
先週の日曜日、ビクトリアの中華街で日本の食品をたんまり買った僕は、キャンパスに帰ってきて明かりが点いていないいないことに気づきます。それでも慌てず、またかとため息。
ちょっとした風雨があるたびに停電するという、日本ではちょっと考えられない学校なのです。ほんと、送電線どんだけ脆いんですかね。
普通は数時間で復旧するものの、今回はあるハウスで謎の煙が発生し、引火する恐れがあるということで意図的に電気を止めたままにするとのこと。
こうなると大変です。現代人にネットのいらない娯楽なんてほとんどありません。シャワーも冷水なので誰も浴びない。明かりといえば月と暖炉くらいのもの。
僕は仕方なく友達と麻雀をしていました。中国など東アジアの人だけでなく、ヨーロッパやアメリカの人たちにもルールと漢数字を教えてプレーできるので麻雀はいいぞ。
それ以外の人たちはすることがなく講堂でかくれんぼに興じていましたが、結局危ないからといって先生たちにより中止。
みんな仕方なくジェネレーターのある食堂でたむろしていると、僕のハウスを含む二つの寮だけ復旧したとのこと。幸運なのですが、結局2日間デイルームが他のハウスからの避難民たちでいっぱいになるのでした。
いいニュースといえば、テストづくしの1週間、Block Weekが延期されたことぐらいでした。おかげでW杯と被らない。UWCほどW杯を楽しめる環境は他にないですから。
他にもキャンパス周辺にクマが出たりピューマが出たりと田舎ゆえの災難が尽きません。
今回書くことはこのくらいかな。次回は多分Block Week後。
それでは