Golden Hoop, Golden Shoeのおはなし
思い出したようにスポーツ大会のことを書きます。
Pearson Collegeのホームページを見てると目にすることも多いサッカー大会(Golden Hoop)とバスケットボール大会(Golden Shoe)。ピアソンの1年間における二大イベントです。
そして、スポーツ以外の学びも多い。
Golden Hoop
まずは先月あった寮対抗のバスケットボール大会について。5つあるハウスがそれぞれ5人からなる代表チームで競う行事です。
そこで当然問題となるのが「実力主義でチームを編成するか、交代でみんなに出場の機会を与えるか」ということです。
UWCの行事である以上、単なるスポーツの技術の比較ではなく、寮生の結束を強めるのが目的なのです。
ハウスごとにバスケの主将がいて、基本的にはその人がパフォーマンスと公平性の塩梅を調整するのですが、今年の主将は後者を重んじる人で、時間が経ったら自らコートを出てプレーしたい人にプレーさせるほどの徹底ぶりでした。
その結果、僕のハウスは最下位。これでいいんだという人と、流石にこうも不甲斐なくては…という人が半々といった感じ。難しいですね。
ちなみにこの大会は生徒に限らず、寮に住み込みの教師やその家族も参加できます。優勝したハウスは教師の息子2人が怒涛の活躍を見せていました。
書いてる僕はバスケに経験も興味もなく数分しか出場しませんでしたけど。
Golden Shoe
こちらは先週あったサッカー大会。主将はどちらかというと成績重視よりの人で、バスケでの惨敗もあってかみんな勝つ気満々。1ヶ月前から有志で練習を重ねます。
総当たりの予選の消化試合を除いてほぼ総力戦で戦い、予選は三位通過。
ここから僕はDFで出場。
準決勝の相手は予選で敗れたハウス。後半に一点を先制され、残り時間数分でみんなが諦めかけたその時…
FWだった先生が中盤から大きく蹴り上げたボールは、相手DFを軽々越え、GKの伸ばした手も越えてまさかのゴールイン。圧巻の同点劇に会場のボルテージは最高潮。
試合は結局同点、PK戦を僅差で制し見事決勝に進出。
決勝では前半に溢れたボールをFWの友人が押し込んで先制。後半はGK含む11人で攻めてくる相手のボールをなんとかクリアし続け、1点を守り切ったまま試合終了。
僕のハウスは3年ぶりの優勝。深夜までお祭り騒ぎでパーティー。
結果論かもしれないけど、成績重視の方が理想に近い戦法ではないかと思います。同じ時間プレーすることが必ずしも公平性につながるとは限らない。自分より長くプレーする人がいたらいい気はしないかもしれないけど、この大会のために1年間努力した人がピッチ外からもどかしく指示を飛ばさなければならないのはもっと深刻な気がします。大会という形をとっている以上。
みたいなことをふと考えた2つの行事でした。
それでは