高校生、カナダに行く

17歳のボラがUWCで2年間学ぶまで

CAS weekのおはなし

というわけでCAS weekが終わりました。普段は週2回の課外活動CASを授業そっちのけで1週間行うこの行事。疲れます。

 

僕の所属しているカヤックとSTEMはCAS weekを行っていなかったので代わりに模擬国連の活動に飛び入り参加してきました。

といっても僕にはディベートとか模擬国連とかそういうUWCっぽい(偏見)活動の経験は全くありませんでした。ただ街中のホテルでのんびり過ごせるって聞いたので。幸い経験は必要なかったです。普段のCASでも競技形式の模擬国連はやってないらしいし。

 

月曜日

キャンパスからバスでビクトリアに移動。学校が田舎なので1時間かかる。あとは何もしません。ゲームとYouTubeの記憶しかない。

air bnbに宿泊。綺麗〜。

 

火曜日

この日は州議会を見学。ブリティッシュコロンビア州の州都は最大都市のバンクーバーではなくビクトリアなのです。不思議〜

日本より州ごとの独立性が強いのもあって建物はすんごい立派。

 

まずは与野党の討論を見学。医療の充実をめぐって大臣に辞任しろ、しないの大論争。

ちょっとビビりながらも今度は環境大臣ジェンダー平等大臣にインタビュー。というよりはみんなで意見を交換する感じでとてもリラックスできて楽しい。

あとは書庫なんかの設備を見学。

 

帰ってホラー映画をみんなで見ました。サイコスリラー系で怖い怖い。

さて、これでCAS weekは終わったようなもん、とこの時は思ってました。

 

水曜日

ここでなんと本物の模擬国連をやることが判明。いや何を当たり前のことを、と思われるでしょう。でもみんな本当にエンジョイ気分で何もやることないぜ〜とか言っていたのでまさかやるとは思っていなかったのです。

救いだったのはピアソン生の内輪のみでやるということ。普段のCASに参加している人は来年で大会で他校と対戦するらしく、今回のパフォーマンス次第でレギュラーメンバーが決まるそう。ドキドキですね(棒)

 

この日は討論の前に提出するPosition Paperを書く練習です。模擬国連では一人ひとりに国が割り当てられ、与えられた議題に関して下調べをした上でその国の立場をまとめた文書を作成しなくてはなりません。

みたいなことを言って今日の活動は終了。はや。

議題は紛争地域での医療の提供。今晩までに仕上げて来いとのこと。やらなきゃなーと思いつつ先輩の誘いで映画『トロイ』を鑑賞。これがすごく面白くて気づいたら深夜。女子の誰もPaperを終わらせてないと聞きここで寝る覚悟を決めます。まったく…

 

木曜日

さあ本番です。一応下調べはしたけど文書は終わってない!

結論から言うと致命傷ではなかった。討論そのものとはあまり関係がないらしい(いや、ガチの模擬国連ではどうか知らないけど)。ただ最初に各国2分間ずつスピーチをするのでその時には大きな助けになる。僕は半分アドリブで済ませたなんて言えない。

あとは一部の国が提案したさらに詳細な議題について討論したのち、仲間ごとに議定書のようなものを作って署名して終了です。アメリカとか大国が割り当てられるとこれが責任重大。

 

さて、今度こそ本当にCAS weekが終わりました。担当の先生が韓国出身だったのでアジアの料理を大量に取り寄せて豪華なディナー。そのあとみんなでホラー映画を見に映画館へ。ハロウィン限定の映画なんてどうせ…と思っていましたがまあやはり駄作…

 

金曜日

図書館の自習室で時間を潰したのちキャンパスへの帰路に着きます。帰って来たはいいもののほとんどの生徒は戻っておらず食堂も営業していません。そこでみんなでピザを注文して平和にCAS weekは終わったのでした。

 

とまあ全体的に見て楽しく充実した5日間でした。一つのベッドに3人で寝るのは窮屈だったけど。

行事のこともできるだけすぐに書きたいものです。

 

それではまた