高校生、カナダに行く

17歳のボラがUWCで2年間学ぶまで

UWCの年度末 Final Examのおはなし1

とりあえず一番忙しい試験の期間が終わったので、UWCで過ごした一年の総まとめとなるこの時期について記していきます。

 

今は2年生とお別れってことでとことん感傷的なのだけれど、まずは1週間にわたる試験の話から。他でもない、我々のPredicted Gradeを決定づける一年目のFinal Examです。

 

Self Taught Japanese A

言ったことと矛盾しますが、セルフトートは1年限りのコースなので、今回IBの公式な試験を受けることになります。

Oralについてはひと足先に受験しているので、残るはPaper1とPaper2です。

 

Paper1は、与えられた文学作品の抜粋文について、表現技法や構成に関する問いに答えるという形式をとっています。

日本語のセルフトートは他言語より難しいみたいな噂をどこかで耳にしましたが、実際Paper1に関しては社説や広告など、文学作品かどうかすら怪しい抜粋文について出題されうる大変なテストです。

過去問を数年分はしたものの準備した実感のないまま受験。問題を見て呆然。なんだこの抽象的な問題は。

とりあえず2つの論点について分析と評価をしたけれど、たいした点数は取れてないだろうなー。

 

この時点でセルフトート7点満点はほぼ諦めることに。まあ一番PG配点が低いテストだからそう気落ちせずに。そう言ってくれたイラク人の先輩、ありがとう…

 

Paper2は二つの文学作品を分析し比較するエッセーを書くという内容です。何の観点から比較するかは当てられた4つのお題から選びます。

何について書くか試験日までわからないので3冊の本を分析し準備するのが一般的らしいです。とはいえ抽象的でどんな作品にも当てはまるお題も必ずあるので僕は2冊に絞って対策しました。怠惰です、ええ。

 

まあこちらはいい感じのお題があったので時間をフルに使って書きたいことを書けたからよし。Final Gradeどうなることやら

 

Chemistry HL

化学をHLに変えてからわずか1ヶ月で最初にして最後のテスト。

ちなみに僕はSL時のPGが6だったので不安になって評価方法を先生に聞いたら「とりあえずこのテストで7を取りなさい。そうしたら面倒な計算をしなくて済む」とのこと。簡単に言ってくれるなぁ。ガバガバじゃねーか

IBのHLって高2まで日本で習ってた化学よりも内容が多い気がするんだよなー。特に結合分野。

ということでHLにしかない未修範囲を中心に対策勉強。

テストは選択問題のPaper1と筆記問題のPaper2の2つ。問題はピアソンの先生が作ってるので本物のFinalよりは簡単でした。

とはいえPaper1が7でPaper2が6相当の点数。まずいかも

 

Physics HL

物理に関してはたいした勉強をしませんでした。高校で習った力学が試験範囲の大半だし。

と思ったら波動が大変でした。前日に数理好きの友人がクラスメートを集めて自作の模擬試験を解かせてくれたのですが、スリットによる二重線の解析とか、そんなの習ったっけみたいな内容がまあ多い。

化学もそうだけど、応用問題が少ない代わりに扱う現象の幅が広いんだよなあ。

 

というわけで波動のノートを見返してから受験。不安は杞憂に終わりPaper1,2ともまあまあの成績が取れたようです。

 

長くなってきたので続きはまた今度。

 

それでは