高校生、カナダに行く

17歳のボラがUWCで2年間学ぶまで

授業のおはなし 1ヶ月の感想

そろそろ授業の話をしましょうか。

最初の1ヶ月、新しい環境に慣れるためゆっくり進みながらの感想です。今後大変になってきた時にこの記事を見返して、調子乗ってたなーなんて思うのかなぁ

 

Self Taught Japanese SL

生徒によって違う言語を学びますが、授業自体は同じ教室で行います。1年間で学習する9冊の本のうち4冊は全員共通の翻訳作品で、各自が事前に読んだ上で作者の意図や修辞技法などについて議論します。

内容が難しい訳ではないけど、ちゃんと一人で勉強を進めることが不可欠。授業はもちろん英語だけど、最終的な試験では母国語で話すことになります。

 

English B HL

ほとんどの人が勉強しないという楽な科目。だってみんな最低限の英語を学んだ上でピアソンに来てますから。特に日本で英語を学んだ場合は文法に関しては心配ありません。

授業では詞の分析なんかをするけど、それを発表する過程での表現力に重きをおいてる感じ。

 

Math HL

まずは指数や対数、命題や集合の基礎から入ります。すでに習っていることが前提な部分もありますが、日本の高校から入ったら十分ついていける内容だと思います。授業で概念の確認と簡単な例題をして、次回までに問題を解いてくる形式。

微分積分は2年目からだそうです。なのになぜかネイピア数e(日本だと数Ⅲの微分で出てくる)は登場した。ここらへん日本とはカリキュラムが前後してます。

 

英語の数学用語はちょっとずつ覚えていきましょう。XのN乗のM乗根は、Mth route of X to the power of Nだそうで。

アジア人は数学ができるというのはみんなの共通認識らしい。悪く言えばステレオタイプですけど。

 

Physics HL

こちらもベクトルの足し引きといった基礎から入ります。新鮮だったのは、実験をする機会が多いこと。重力加速度の計測とか、みんなでワイワイやって楽しんでます。

数学と同じく言語の壁を感じることは少ないです。

他の教科にも言えることだけど、先生が時間にルーズ。5分遅れたくらいじゃ何も言われません。

 

Chemistry SL

こちらは用語の暗記にかなり苦労します。モル質量とか原子量とか、日本語でさえややこしい概念を英語で使い分けなくてはなりません。あと先生が速く喋る。リスニングの鍛錬あるのみ

内容自体は溶液とか化合物とかで、初めて習う内容はさほどありません。

こちらもラボに恵まれていてよく実験をします。

 

Economics SL

こちらは僕にとっては新鮮な内容が多いです。公民の授業で経済をやったことはやったけれど、詳しく需要や供給を分析するのは多くの人にとって初めてだと思います。

最近は経済の形態に関するプレゼンが生徒全員に課されました。

先生はスペイン語話者の方で、授業中にドーナツを振る舞ったり音楽を流してみんなで踊ったりとなかなか自由。

 

 

今のところの印象はこんな感じ。ちゃんと学べることは全部吸収していきたいものです

 

それでは