高校生、カナダに行く

17歳のボラがUWCで2年間学ぶまで

UWC奨学生選考 二次試験のおはなし

前回の記事で一次選考について書いたので

memorandumca.hatenablog.com

今回は二次選考の話をします。

 

二次選考は英語及び日本語の面接と、日本語でのディスカッションからなります。

試験があったのは一次選考から2ヶ月後の2022年2月。例年は東京の経団連会館で行われるのですが、僕の学年はコロナ禍の影響でオンラインで実施されました。人によって手順が違いますが、僕が経験した順に見ていきましょう。

 

英語面接

3人の面接官と6分間会話します。留学についての志を問われると言うよりは、身近な話題でコミュニケーション能力を見ているように感じました。

当時の僕の英語力はTOEFL iBTで言うと80点くらいだったと思いますが、一生懸命伝えようと頑張ったらフレンドリーに接してくれました。会話が成立するだけのリスニング力と発音は身につけておきましょう。これさえあればUWCでもきっと大丈夫。

 

日本語面接

こちらも3人の面接官と6分間会話しますが、悠長に会話力を試すのではなく、何故自分がUWC派遣奨学生に相応しい人物なのか事細かに聞いてきます。

その場しのぎの受け答えでは、「で、なんで我々は君を派遣すべきなの?」という問いをぶつけられます。

 

実を言うと、この面接に関しては有効なアドバイスができる自信がありません。質問に単刀直入に答えることができず、長々と説明してる間に時間が過ぎちゃったんですよね…

ほんと、何故通ったんだろう…

とにかく、想定問答はやればやるほどいいと思います。自分の留学にかける思いとそれを示す行いを、隅々まで説明できるようになることが大事。

 

英語面接にも言えることですが、面接官は受験生を黙らせるために質問しているのではありません。心の底から思っていることを引き出して、充実した対話をすることを目指しているのだと思います。

 

ディスカッション

6、7人のグループに分かれ、与えられた社会問題について40分程度議論します。僕の年は単純な賛成・反対の二択ではなく、より創造的な解決策を求められていたように思います。

 

ディスカッションは言い負かし合いではありません。グループ全体でよりよい結論を導くことに、どれだけ貢献したかが大事だと思います。

自身の経験に基づいた、その人だからこその意見を出せればなおよしです。もちろん、議論の流れも把握して。

 

以上が二次選考の流れです。

オンラインでの実施のためか、聞いていたより短時間の試験でした。なので今後は形式が変わることが予想されます。何度も言いますが、鵜呑みにしないで。

 

最後に、受験する方には水をさすようで恐縮ですが、あまり評価基準をあてにし過ぎない方がいいと思います。あなたに対する評価は、あくまで1時間弱の対話から審査官が想像したものに過ぎません。

合格したら実力の結果、不合格なら運の結果、です

 

それでは受験生の皆さん、悔いのないよう頑張ってください!